相続税申告と電話加入権 - 相続税申告スケジュールガイド

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相続税申告と電話加入権

相続税申告のためには、申告内容をきちんとまとめないといけません。
これがまとまらないと申告書も作れないため、申告ができません。
申告期限もある中で、相続税申告の内容をまとめるためには、課税対象になる財産の見分けが大事です。
どんな財産が相続税に対象になるのか、それがわからないと遺産の総額を計算できず、税金の計算もできなくなります。
このときに見落としやすいのが、電話加入権です。

電話加入権とは、自宅に固定電話を引く権利のことです。
最近では携帯電話で間に合わせる方も多いですが、自宅には固定電話を引く方もおられますよね。
そのときにはこの電話加入権を取得する必要があります。
これも個人の財産という扱いになります。

相続が起きたとき、故人の自宅に固定電話がある場合、つまりはこの電話加入権を故人が持っていたことになるのです。
これも相続税の対象になる財産になるため、遺産を集計するときには、これも含める必要があります。
この電話加入権の評価方法は簡単です。
一律でいくらと決まっているため、その金額を使ってそのまま集計すればOKです。

その金額はいくらかというと、1500円になります
あまり高額ではない上に、一律の金額になっていますから、知っていればそれほど対応に苦労するものではありません。
しかし電話加入権については、知らないと見落としがちです。

金額が小さいため、相続税申告のためにこれを集計しなくても問題ないように思えるでしょう。
実際に集計しても遺産の総額への影響は非常に小さいのですが、これは集計すべき主要な財産の一つになっているため、たとえ金額は小さくても集計を忘れているのはNGです。
特に遺産が多く、電話加入権を除いてもすでに基礎控除の範囲を超えており、相続税申告が必要だと確定している方は、電話加入権のような少額の遺産も忘れずに集計する必要があります。

これを忘れていると、集計すべき遺産が本来よりも少なくなっており、課税額も本来必要な金額よりやや少なくなるためです。
このような相続税申告をすると、税務署から指摘を受け、あとで修正申告が必要になることもよくあります。
特に電話加入権は知らないと見落としがちな遺産となるため、税務署も注意していることが多いです。

相続税申告の期限は約10ヶ月となり、意外と余裕がないことも少なくありません。
その中で遺産の集計忘れが発覚し、やり直しとなると、スケジュールが苦しくなることもよくあります。
そうならないように、相続税申告の際には、電話加入権のような少額の遺産も忘れずに集計してください。